50代に入ってから、体のリズムが少しずつ変わってきたのを実感しています。特に驚いたのが、ある日突然やってきた「ほてり」と「汗」。まるで急に顔や首から熱が上がってくるような感覚で、気がつけば汗がつーっと流れていることもあります。最初は、夏の暑さのせいかなと戸惑いましたが、今では「これは更年期の体のサインなんだ」と受け止め、なるべく前向きに工夫をしながら過ごしています。今日は、私自身が実際に取り入れている、ほてりや汗をやわらげる小さな工夫をご紹介します。
1. 衣服で調整しやすくする
「ほてり」は急にやってくるので、服装の工夫は欠かせません。私はできるだけ 重ね着で調整できる服装 を心がけています。薄手のカーディガンやストールを持ち歩くと、暑いときにサッと脱いだり、冷房で冷えすぎたときに羽織ったりと、とても便利です。素材も綿やリネンなど通気性のよいものを選ぶだけで、体がずいぶん楽になります。
2. 深呼吸で気持ちを落ち着ける
「ほてり」を感じたときに慌てると、余計に汗が気になってしまいます。そんなときは、静かに 深呼吸を3回。鼻からゆっくり息を吸って、お腹を膨らませ、口から長く吐き出します。これだけで「大丈夫」と気持ちが切り替わり、体の熱もすっと落ち着くことがあります。
3. 水分補給はこまめに
汗をかいたあとは水分を失いやすいので、 こまめな水分補給 が大切です。私はいつもマイボトルを持ち歩き、常温の飲み物を少しずつ口にしています。冷たい飲み物は一瞬気持ちいいのですが、かえって体を冷やしすぎて疲れてしまうので、控えるようになりました。
4. ハーブティーを暮らしに取り入れる
そして私にとって心強い味方が ハーブティー です。特に ルイボスティー は毎日欠かさず飲んでいます。ノンカフェインなので朝から夜まで時間を気にせず飲めますし、クセが少ないので食事にも合います。私はポットでたっぷり作って、日中の水分補給にも使っています。汗をかいたあとに飲むと、体の中からすっと落ち着くような感覚があるんです。
夜は気分に合わせて、リラックスしたいときは カモミールティー、気持ちを切り替えたいときは ペパーミントティー を飲むこともありますが、やっぱり毎日の定番はルイボスティー。小さな習慣ですが「今日はちゃんと体をいたわった」と思えることで、心まで軽くなる気がします。
5. 生活リズムを整える
「ほてり」や汗が気になって夜中に目が覚めてしまうこともあります。そんな時期だからこそ、できるだけ 規則正しい生活リズム を心がけています。寝る前のスマホを控えたり、軽いストレッチを取り入れたり。眠れないときは無理に寝ようとせず、静かに本を読んで気持ちを整えることもあります。完璧を目指さず「今日はこれでいい」と思えるくらいの気持ちでいるのが、結果的に楽になります。
まとめ
更年期の「ほてり」や汗は、誰にとっても少し戸惑うもの。でも「うまく付き合う工夫」を見つければ、毎日がぐっと過ごしやすくなると感じています。私にとっては、服装の工夫や深呼吸、そして毎日のルイボスティーが心と体を支えてくれる大切な習慣です。
更年期は決してネガティブなだけの時期ではなく、「これからの自分の体とより仲良くなるチャンス」でもあるのかもしれません。小さな工夫を重ねながら、前向きに、自分らしくこの時期を過ごしていきたいですね。