
はじめに
皆さんは、お買い物の後に余ってしまう買い物袋、どうしていますか? いつか使えるかもとストックしたり、ゴミとして捨ててしまったり…。実は、しまむらにはそんな「いらなくなった買い物袋」を有効活用できる、環境にも優しい素敵なサービスがあるんです。今回は、私も実際に利用してみた「しまむらの買い物袋買取サービス」について詳しくご紹介します。
しまむらの買い物袋買取サービスとは?

しまむらグループでは、2007年4月から「使い終わった買い物袋を1枚1円で買い取る」というサービスを実施しています。このサービス、実は多くの方に知られていないんですよね。2023年12月にしまむらの公式X(旧Twitter)アカウントで改めて紹介され、注目を集めたことがありました。
このサービスの一番の魅力は、「不要になった買い物袋をただのゴミにせず、再びリサイクルの輪に戻せる」という点です。環境意識が高まる現代において、とても価値のある取り組みだと思いませんか?
サービスの利用方法
利用方法はとても簡単!
- 使い終わったしまむらグループの買い物袋を集めます
- 最寄りのしまむら、アベイル、バースデイなどのグループ店舗へ持っていく
- レジカウンターで「袋を買い取ってもらいたい」と伝える
- 1枚につき1円で買い取ってもらえます
私が先日3枚持っていったときは、レジの方もスムーズに対応してくださり、お会計から3円引いてもらえました。お買い物のついでに気軽にできるのが嬉しいですね!
対象となる買い物袋は?
基本的に、しまむらグループの店舗で受け取った買い物袋であれば対象となります。Yahoo!知恵袋の情報によると、多少破れていても買い取ってもらえるようです。また、紙袋も回収対象となっています。
なお、回収対象はしまむらグループの袋に限られますので、他店の袋は対象外となります。これは単なるゴミ回収ではなく、しまむらグループのリサイクルシステムの一環だからなんですね。
気を付けたいこと
しまむらのホームページの「よくある質問」に袋留めテープについて掲載されていました。
環境対策でリサイクル回収はしていますか?
しまむらグループの買い物袋を、1枚あたり1円で回収し、リサイクルをしております。 お近くにお越しの際に、店舗のレジまでお持ちください。 お手数ですが袋留めテープは取り外してお持ちください。
しまむら公式HPより
- 袋留めテープは必ず取り外してから持っていく
テープが付いたままだとリサイクル工程に支障をきたすそうです。
お買い物直後に取り外しておくと、比較的きれいに剥がしやすくなります。 - 可能であればシワを伸ばし、サイズ別に分け枚数を把握しておく。
店舗スタッフ方の負担にならないよう、お互い気持ちよくリサイクル活動に協力した方がスムーズな回収になりますね。
このほんの少しの手間が、スムーズな回収とリサイクル促進につながります。お互いに気持ちよくリサイクル活動を継続していきたいですね。
買い物袋の「その後」とは?
しまむらが回収した買い物袋は、ただ処分されるわけではありません。ここからが素晴らしいところ!
回収された買い物袋は、各店舗から商品センターへ集約され、圧縮された後に日本国内のリサイクル工場でペレット化されます。そして、中国やタイのビニール工場で「納品用小口袋」として再生産され、商品と一緒に店舗へ納品されるという「完全循環型リサイクル」の仕組みになっているんです。
また、しまむらの買い物袋は2020年7月以降、植物由来原料(バイオマスプラスチック)を25%以上配合した環境に配慮した素材を使用しています。容器包装リサイクル法にも適合し、レジ袋有料化の対象外となっているのはこのためなんですね。
しまむらのサステナビリティへの取り組み
しまむらグループは買い物袋以外にも、ハンガーやビニール、段ボールなど店舗で発生する資源のリサイクルに積極的に取り組んでいます。2019年からは、自社で発生したハンガーやビニールを再び自社で使用する「完全循環型リサイクル」を推進し、プラスチックごみを発生させない「サーキュラーエコノミー(循環経済)」を実現しています。
さらに近年では、衣料品の回収実験も開始し、「販売した後の商品廃棄ゼロ」も目指しています。
最後に
「1円だから…」と思うかもしれませんが、このサービスを利用することは単にお金のためだけでなく、環境保護に貢献する一歩にもなります。年間で約500万枚もの買い物袋が回収されているというこの取り組み、私たち消費者も積極的に参加することで、より大きな環境保全効果を生み出せるのではないでしょうか。
次回しまむらに行く際には、ぜひ使い終わった買い物袋を持参してみてください。あなたの「いらない」が「環境貢献」に変わる素敵な瞬間を体験できるはずです。
きっとレジの方も喜んで対応してくれますよ。私たち一人ひとりの小さな行動が、より良い未来につながる第一歩となるのではないでしょうか。