受験が近づくと、子どもだけでなく、見守る親の心もそわそわしてきます。
「最近ちょっと元気がないみたい」「声をかけたいけれど、どう言えばいいのかな」
そんな気持ちになること、きっと誰にでもあります。
子どものストレスについては、教育の分野でもさまざまな視点から研究されており、
受験期にも役立つ“心の整え方”がいくつか紹介されています。
ここでは、その考え方をまとめてみました。
受験期のストレスは「特別なもの」ではありません
子どものストレスは、大きく3つの要素で考えられています。
- ストレスの原因:受験の不安、成績、周りからの期待など
- 受け止め方:「失敗したらどうしよう」という思い込み
- 心と体の反応:イライラ、落ち込み、眠れない、集中できない…など
受験期は、この3つが重なりやすい時期。
でも、ストレスは“感じても大丈夫なもの”であり、うまく付き合っていけるものとされています。
そう思えるだけで、少し心が軽くなりますよね。
ストレスとの付き合い方は、日々の小さな工夫から
子どもがストレスと向き合うためのヒントは、特別なものではありません。
受験期に特に役立つポイントを、やわらかくまとめると…
- 原因にそっと向き合う:勉強の計画を小さく分ける、苦手は早めに相談する
- 環境を整える:静かな場所、温かい飲み物、ちょっとした休憩
- 考え方をゆるめる:「完璧じゃなくていいよ」「できることを積み重ねれば大丈夫」
- 心と体を休ませる:睡眠、散歩、深呼吸、好きな音楽
どれも日々の中でできる小さな工夫ばかり。
その“小さな積み重ね”が、子どもの心をそっと支えてくれます。
🌼親としての気持ちを少しだけ
受験期の子どもを見ていると、親の心も落ち着かなくなりますよね。
「大丈夫かな」「無理していないかな」そんな思いが胸の奥でずっと動いていて、
つい声をかけすぎてしまったり、逆に何も言えなくなったり。
私自身も、子どもが机に向かっている背中を見ながら、
そっと見守りたい気持ちと、何かしてあげたい気持ちの間で揺れていました。
ハラハラしながらも、どっしり構えたい…そんな気持ちの繰り返し。
そんなある日、子どもにぽつりと
「おかんが心配してどうするねん」
と言われたことがありました。
その言葉を聞いた瞬間、胸の奥がふっと軽くなりました。
“あぁ、この子なりにちゃんと前を向こうとしているんだな”と気づかされたのです。
親があれこれ心配しすぎるより、
いつも通りの自分でそばにいることのほうが、子どもにとっては安心なのかもしれません。
それからは、必要以上に口を出さず、
「見守る」というより「一緒にいる」くらいの気持ちで過ごすようになりました。
親ができることは「安心の場所でいること」
受験期の子どもは、表面では平気そうに見えても、心の中では不安が渦巻いていることがあります。
そんなとき、親の存在はとても大きな支えになります。
- 結果よりも、今日の頑張りを認める:「よく頑張ってるね」
- 誰かと比べない:その子のペースを大切に
- 家を“安心できる場所”にする:いつも通りの雰囲気が心の支えに
- 話を聞くときは、ただ聞く:アドバイスよりも「うん、そうなんだね」
子どもは「味方がいる」と感じるだけで、心がふっと軽くなります。
その安心感が、受験という大きな山を越える力につながっていきます。
受験は“成長のきっかけ”にもなる
受験期のストレスは確かに大きいものですが、
適切なサポートがあれば、子どもは自信をつけ、成長していくと言われています。
受験は人生のゴールではなく、ひとつの通過点。
親がそばで見守り、寄り添ってあげることで、子どもは安心して自分の力を発揮できます。
まとめ
- 受験期のストレスは「原因」「受け止め方」「反応」の3つで整理できる
- 小さな工夫で、子どもの心はぐっと軽くなる
- 親ができる最大のサポートは「安心できる存在でいること」
受験期は親にとっても、気持ちが揺れやすい時期。
でも、深呼吸をひとつして、いつも通りの笑顔でそばにいてあげるだけで、子どもにとっては大きな力になります。

