
(※画像はイメージです)
◆ 姫路城で「万博の甲冑」が見られる!?
世界遺産・姫路城で、2025年11月1日(土)〜12月26日(金)まで、話題の展示 「万博レガシープロジェクト サムライとマルタ騎士の鎧」展 が開催中です。
この展示では、大阪・関西万博のマルタ共和国パビリオンで公開されていた 日本の甲冑とマルタ騎士団の西洋鎧が、姫路城の「リの一渡櫓」で特別展示されています。
◆ なぜマルタに日本の甲冑が? 姫路との不思議な縁
この甲冑、実は1862年の文久遣欧使節団が英国領マルタを訪れた際、 日本側からマルタ総督に贈られたものと伝えられています。
時を経てマルタで保管され、2025年の大阪・関西万博で展示。その後、姫路城へとやってきたのです。
さらに驚くことに、展示される甲冑のひとつが 姫路ゆかりの酒井家のものとされているのだとか。
マルタの担当者が姫路城を訪れた際、家紋を見て「これは姫路の酒井家のものでは?」と 気づいたというドラマチックな逸話もあります。
◆ 展示の見どころ
🛡 日本の甲冑と西洋の鎧が並ぶ貴重な空間
展示されているのは、次のような貴重な武具です:
- 日本の甲冑3領
- 鉄黒漆塗の美しい具足
- 精巧な筋兜(すじかぶと)
- 紺糸で威(おど)された丸胴具足 など
- マルタ騎士団やフランス騎兵隊の西洋鎧
- 17世紀初頭の鎧(1610年頃)
- レイピア、ガードなどの武具
- マルタの文化を象徴する石像レプリカも展示
和と洋、二つの防具文化を同じ空間で見比べられるのは、まさに圧巻。
装飾や素材の違いから、当時の職人技や文化背景が浮かび上がります。
◆ 姫路城との“文化のつながり”
姫路城は、江戸時代から多くの文化財と伝統を守り続けてきた場所。
今回の展示は、万博の「レガシー(遺産)」と、姫路の歴史的継承を重ね合わせた試みでもあります。
「過去と未来をつなぐ」この展示は、まさに姫路城にふさわしいテーマ。
甲冑が語るのは、戦の物語ではなく、時代を超えた平和と交流の証です。
◆ 開催概要
- 会場:姫路城「リの一渡櫓」
- 期間:2025年11月1日(土)〜12月26日(金)
- 料金:展示は無料(姫路城入城料が必要)
- 公式サイト:姫路市公式サイト
◆ 見学のポイント
- 展示場所は天守閣のそば、「リの一渡櫓」内です。城内ルートに沿って進むと自然に立ち寄れます。
- 撮影の可否については現地の案内を確認しましょう。
- 冬季展示のため、防寒対策をお忘れなく。
- 姫路城の白壁と紅葉のコントラストも美しい時期。散策ついでの訪問もおすすめです。
◆ おわりに
日本とヨーロッパ、そして姫路とマルタ。
一領の甲冑がつないだ物語は、まるで時空を超えた歴史の旅のようです。
世界遺産・姫路城の中で、
かつてのサムライとマルタ騎士の“対話”を感じてみませんか?

